鼠径ヘルニア 術後 観察

鼠径ヘルニアの術後の経過観察の重要性

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鼠径ヘルニアとは、鼠径部と呼ばれる太ももの付け根の辺りに柔らかい腫れができる疾患で、近年患者数が増加しています。
ヘルニアとは身体のある組織が何らかの原因で正しい位置からはみ出した状態のことを指し、鼠径ヘルニアの場合は小腸が逸脱した状態になります。
1歳未満の子供の場合はには自然治癒することもありますが、それ以外では自然治癒は不可能とされており、薬で治すこともできないので手術が必要となります。
小腸の飛び出しを防ぐためのバンドやサポーターなどもありますが、症状を軽減させるだけで根本的改善には繋がりません。
日本国内で鼠径ヘルニアの治療を受けている人は約15万人ですが、恥ずかしさや忙しさから治療を受けていない人もかなりの数いると考えられており、実際の患者数は倍以上だと考えられています。
しかし、深く考えずに放置してしまうと取り返しのつかない事態を招く可能性もあるので大変危険です。

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鼠径ヘルニアの手術は、メッシュと呼ばれる人工補強材で穴の開いた組織を塞ぐ方法が主流となっています。
以前は、組織自体を縫合する方法が用いられていましたが、術後の経過が良くないことと、再発の危険性も少なくなかったため、今ではあまり行われていません。
人工補強材を用いる手術での再発率は1%未満なので、ほとんどの場合は再発しません。
ですが、まったく再発しないというわけではありませんので、経過観察は必須になります。
そして、術後約2週間までは早期合併症の恐れがあるので、特に注意深く経過観察をする必要があります。
合併症は、皮下出血や血腫、神経損傷、臓器損傷、感染症などがあげられます。
皮下出血を起こす人は少なくありませんが、自然と消失するのであまり問題はありません。
それ以外の合併症は必ず医師に見てもらう必要があります。
状態が悪い場合は再度手術を行うこともあります。
手遅れにならないためにも、術後の経過観察は大変重要だと言えるのです。

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