鼠径ヘルニア 手術後 腫れ

鼠径ヘルニア手術後に起こる腫れなどの合併症

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鼠径ヘルニアとは、鼠径部と呼ばれる太腿の付け根の辺りに腫れができる疾患です。
内臓が正しい位置から逸脱した状態をヘルニアと言い、鼠径ヘルニアの場合は小腸が飛び出した状態にあります。
そのことから、一般的には脱腸という名前で広く知られている疾患です。
様々年齢で発症し、子供の場合はほとんどが先天性疾患ですが、それ以外は生活習慣や仕事などが原因になります。
男女比は8対2で男性が圧倒的に多く、特に中年以降の男性に多く見られます。
1歳未満であれば自然治癒することがありますが、1歳を越えてしまうと自然治癒は不可能とされており、手術が必要になります。
現在主に行われている手術方法は、メッシュと呼ばれる人工補強材を用いて、穴の開いた組織を塞ぐ方法です。
以前行われていた縫合する方法に比べ、手術後の経過も良好で痛みも少なく、再発率が少なくなっています。

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鼠径ヘルニアの手術後は、合併症を起こす可能性があるので、経過観察が大切になります。
合併症の多くは早期合併症で、手術後約2週間以内に発症します。
手術後、患者の約10%に見られるのは皮下出血です。
実際の出血量が少なくても、広範囲にアザができることがありますが、自然に消えていくので特に問題はないとされています。
しかし、アザだけでなく腫れが生じた場合には注意が必要です。
皮下出血の量が多いと皮下血腫ができ、血腫が大きくなっていくような場合には、再び切開をして止血することもあります。
皮下血腫以外に、漿液腫という腫れが起こることもあります。
手術した部位に血液や水がたまることで腫れが生じます。
溜まる量が多く腫れが大きい場合には、針を刺して中の液体を抜くこともあります。
このような症状以外にも、神経損傷や感染症を起こすこともありますし、慢性的な疼痛が残ることもあります。
手術後は健康管理に気をつけ、体調や患部に違和感を感じた場合はすぐに病院を受診することがおすすめです。

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