鼠径ヘルニア 小児 女の子

小児の鼠径ヘルニアは女の子にも起こります

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鼠径ヘルニアとは、一般的には脱腸という名前で広く知られており、近年患者数が増加している疾患です。
太ももの付け根の鼠径部と呼ばれる辺りの皮膚下に、小腸が飛び出してしまいます。
患者数が増加しているのは主に大人になってからの発症であり、小児での発症は元々30人に1人程度の割合で発症しています。
大人の場合は、生活習慣や仕事などが原因となっていることが多いですが、小児の場合はほとんどが先天性疾患になります。
母親のお腹の中にいる際に一部の腹膜が閉鎖されないことで発症します。
鼠径ヘルニア全体の男女比は圧倒的に男性が多く、約8割にも上ります。
小児の場合での男女比は4対1程度になりますが、男の子に多く見られます。
先天性であれば、自然治癒する可能性があります。
しかし、1歳を超えると自然治癒が難しくなるので、手術をする必要があります。

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鼠径ヘルニアは、通常小腸だけが飛び出しますが、女の子の赤ちゃんの場合は小腸以外に卵巣が飛び出してしまうことがあります。
小腸だけであれば、飛び出した箇所を触ると柔らかいですが、卵巣が飛び出している場合は、小さなしこりを感じることができます。
多くの場合、痛みや不快感は伴いませんが、ごく稀に卵巣が腐ることがあるので注意が必要です。
前述したとおり、1歳以上の小児の鼠径ヘルニアは自然治癒する可能性が非常に低いので、症状を改善するためには手術をするしかありません。
手術をせずそのまま放置してしまうと、最悪の場合腸が壊死してしまいます。
これはヘルニアの嵌頓と言い、飛び出した腸が急に硬くなって押しても引っ込まなくなってしまい、激しい痛みと不快感に襲われます。
飛び出した部分の腸が壊死してしまい、腹膜炎を起こすこともあります。
小児の発症では大人ほど男女差がなく、男の子でも女の子でもどちらにも起こり得るごく一般的な疾患ですので、おむつをかえるときやお風呂に入るときなど、注意してあげると良いでしょう。

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