鼠径ヘルニア 手術後 注意点

鼠径ヘルニアの手術後の注意点

スポンサーリンク

近年患者数が増加し続けていることで、多くの人がその存在を身近に感じるようになった鼠径ヘルニアは、元々は小児の疾患として知られていました。
小児の場合、先天性疾患であることがほとんどで、1歳未満であれば自然治癒する可能性があります。
しかし、1歳を超えても症状が残っている場合は自然治癒する可能性は非常に低く、大人にいたっては自然治癒することは完全に不可能となります。
大人の場合、加齢によって身体の組織が弱くなることや、日常的に力む動作が多いことなどが発症の原因となります。
鼠径ヘルニアとは、鼠径部と呼ばれる太ももの付け根の部分の皮膚が腫れる疾患です。
これは小腸が飛び出している状態なので、一般的には脱腸という名称のほうが広く知られています。
軽度の場合は身体を横にすると腫れが引っ込むことがあります。
また、手で押すとことでも奥に引っ込めることができます。
この時、痛みや違和感はなく、症状としては鼠径部の腫れのみとなります。

スポンサーリンク

鼠径ヘルニアになった場合、手術以外に直す方法がないので、必ず手術をすることになります。
手術をせずに放置しておくとヘルニアの嵌頓という状態に陥り、激しい痛みや不快感、吐き気、腸の壊死などが起こってしまいます。
手術は、穴の開いた組織を縫い合わせる方法と、穴の開いた箇所を人工補強材で塞ぐ方法があります。
組織を縫い合わせる方法は、以前から行われている手術方法です。
注意点としては、離れた組織を無理に縫い合わせるため、縫合部位に負担がかかり、手術後に強い痛みを感じます。
それに加え、再発する確立が高く、リスクの高い手術法です。
なので、最近は人工的な素材で穴を塞ぐ手術方法が一般的となっています。
ただし、こちらも完全にリスクがないわけではありません。
注意点としては、手術に用いる素材の種類や形状によって手術後の経過が多少異なってくることと、患部を切開するか腹腔鏡を用いるかなどによっても結果が異なってきます。
どれを選んだとしても、メリットもあればデメリットもありますし、合併症の可能性をゼロにすることはできません。
手術後に起こる可能性がある合併症は、皮下出血や血腫、神経損傷、臓器損傷、感染症、慢性疼痛などがあります。
多くは術後約2週間以内に発症します。
違和感を覚えたらすぐに病院を受診しましょう。

スポンサーリンク