鼠径ヘルニア 子供 症状

子供の鼠径ヘルニアの症状

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ヘルニアとは、体内にあるべき内臓(腸管など)がそれを取り囲む外壁にできた通路を通って腹腔外へ脱出することを言います。
子供では、鼠径ヘルニアと臍ヘルニアが代表的です。
男児の睾丸は胎生期に腹腔内で形作られて成長とともに下へ下がり、出生時に陰嚢内に収まって生まれてきます。
この睾丸の通り道は自然に消失するものですが時に不完全に残る場合があります。
(この通り道がネズミの通り道に例えられて鼠径管といわれます)睾丸が移動したあとのみちに腸管が入り込んで鼠径管内をすすみ、鼠径部のふくらみや陰嚢の腫れを生じるのが鼠径ヘルニアです。
子供の鼠径ヘルニアは男の子でも女の子でも両方に起こりうる病気です。
まれな疾患ではなく、約20人に1人と高頻度にみられます。
生後数か月から1年までに発病することが多く、男の子のほうが女の子より3〜4倍も多いです。

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鼠径ヘルニアを発病してもほぼ無症状です。
通常は痛みはなく、ただのふくらみとして気づかれるだけです。
泣いた時など腹圧がかかると出現し、安静にしていると自然と元に戻ります。
あるいは、丁寧に押し込むと腹腔内に戻すことができます。
小児のほとんどは外側鼠径ヘルニアのタイプです。
男の子では右側に多く進行するにつれ陰嚢内へ、女の子は大陰唇上部へふくらみが進んでいきます。
女の子では卵巣が脱出することもあります。
しかし、脱出した腸管がヘルニアの出口で締め付けられて元に戻らなくなる場合がまれにあります。
それをヘルニアのかん頓といいます。
かん頓したときの症状は、腹痛、嘔吐に加えて鼠径部のふくらみが硬くふれるなど、いつもとは明らかに違う様子を示します。
かん頓を起こさない場合は自然に治る可能性もありますが、一般的には手術が行われます。

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